FP3級過去問題 2017年9月学科試験 問6

問6

長期平準定期保険は、死亡保障が確保できることに加え、当該解約返戻金を役員退職金の原資として活用することができる生命保険である。

正解 

問題難易度
72.7%
×27.3%

解説

長期平準定期保険は、定期保険の中でも、死亡時に支払われる保険金額が保険期間を通じて一定(平準)であり、その保険期間満了時における被保険者の年齢が70歳を超えるなどのいくつかの要件を満たす、極めて長期の保険期間を設定するものを指します(保険満了が99歳や100歳が一般的です)。この種類の保険は総じて高い解約返戻率が設定されており、そのピークが長く続くのが特徴です。
契約者および受取人を法人、当該法人役員または従業員を被保険者とした長期平準定期保険に加入することで、万が一被保険者が死亡してしまった際の遺族への死亡補償金の確保、被保険者が退職する際の退職金の原資の確保、という2つの目的を同時に果たせます。また長期平準定期保険は、法人において税負担を軽くしながら緊急時に使える予備資金を簿外に積み立てる手段としても活用されています。

したがって記述は[適切]です。