FP3級 2017年1月 実技(金財:個人)問11

【この問題にはが用意されています。読んでから回答してください。】

問11

甲土地に賃貸アパートを建築する際の建築基準法による①最大の建築面積、②最大の延べ床面積の組合せとして、次のうち最も適切なものはどれか。
  1. ① 90㎡ ② 300㎡
  2. ① 105㎡ ② 300㎡
  3. ① 105㎡ ② 360㎡

正解 2

分野

科目:E.不動産
細目:3.不動産に関する法令上の規制

解説

〔①について〕
建築面積の限度は「敷地面積×建ぺい率」の式で求めますが、建ぺい率が緩和される条件があるため、これを考慮する必要があります。
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設例には「指定建ぺい率:60%」とありますが、※に『甲土地は、建ぺい率の緩和について特定行政庁が指定する角地である』とあるため、緩和措置により+10%され70%となります。敷地面積が150㎡なので、①最大の建築面積は、

 150㎡×70%=105

〔②について〕
延べ床面積の限度は「敷地面積×容積率」の式で求めます。そして、その敷地の前面道路の幅員が12m未満の場合、容積率には次の2つのうち小さいほうが適用されます。
  • 指定容積率
  • 前面道路の幅×法定乗数
設問の事例では、指定容積率が200%、前面道路の幅×法定乗数が「6m×0.4=2.4=240%」なので、容積率は2つを比べて小さい200%となります。敷地面積が150㎡なので、②最大の延べ床面積は、

 150㎡×200%=300

以上より[2]の組合せが適切です。