FP3級 2017年1月 実技(FP協会:資産設計)問12

問12

損害保険に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
  1. 自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)では、物損事故による損害賠償責任は補償の対象となる。
  2. 居住用建物を保険の対象として保険金額1億2,000万円の火災保険を契約した場合、付帯できる地震保険の保険金額の限度額は6,000万円である。
  3. 住宅火災保険では火災や爆発事故などのほか落雷による損害も補償の対象となる。

正解 3

分野

科目:B.リスク管理
細目:4.損害保険

解説

  1. 不適切。自賠責保険は対人賠償のみです。物損事故や運転者・搭乗者のケガの補償はありません。
  2. 不適切。地震保険は居住用建物や家財を対象としています。保険金額は、火災保険の保険金額の50%までですが、建物5,000万円・家財1,000万円が上限となっています。1億2,000万円の50%は6,000万円ですが、5,000万円を超えているので、本肢における地震保険の保険金額の限度は5,000万円になります。
  3. [適切]。火災保険は、火災だけでなく、落雷爆発・風災・ひょう災・雪災・消防活動による水濡れなども保険金の支払事由となります。
したがって適切な記述は[3]です。