FP3級 2016年9月 実技(金財:保険)問7

【この問題にはが用意されています。読んでから回答してください。】

問7

X社は、勇退するAさんに対して、役員退職金を支給する予定である。X社がAさんに役員退職金5,000万円を支給した場合、Aさんが受け取る役員退職金に係る退職所得の金額の計算式として、次のうち最も適切なものはどれか。なお、Aさんの役員在任期間(勤続期間)を29年6カ月とし、これ以外に退職手当等の収入はなく、障害者になったことが退職の直接の原因ではないものとする。
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正解 1

分野

科目:D.タックスプランニング
細目:3.各種所得の内容

解説

退職所得の金額は、「(退職に係る収入金額-退職所得控除額)×1/2」の算式で計算します。退職所得控除額は、勤続年数によって異なり下表のようになっています。
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役員退職金支給時のAさんの勤続年数は29年6カ月ですので、切り上げて30年で計算します。

退職所得控除額は、

 800万円+(70万円×(30年-20年))=1,500万円 …①

退職一時金の額は5,000万円ですので、退職所得の金額は、

 (5,000万円-1,500万円)×1/2=1,750万円 …②

したがって①と②をまとめた[1]の計算式が正解です。