FP3級 2016年9月　実技（金財:保険）問2

【この問題にはが用意されています。読んでから回答してください。】

問2

次に、Mさんは、老後の年金収入を増やす方法として国民年金基金について説明した。MさんのAさんに対する説明として、次のうち最も不適切なものはどれか。
  1. 「国民年金基金は、国民年金の第1号被保険者の老齢基礎年金に上乗せする年金を支給する任意加入の年金制度です。掛金の額は、加入者が選択した給付の型や口数、加入時の年齢、性別で決まります」
  2. 「国民年金基金の老齢年金は、加入者が選択した給付の型や口数にかかわらず、60歳から支給が開始されます」
  3. 「国民年金基金の掛金は、月額68,000円が限度となります。掛金は、その全額が社会保険料控除として所得控除の対象となります」
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正解　2

分野

科目：A.ライフプランニングと資金計画
細目：6.企業年金・個人年金等

解説

  1. 適切。国民年金基金は、老齢基礎年金だけでは不足と思われる国民年金第1号被保険者の老後の生活費を補うためのもので、任意加入の公的年金制度です。
    給付の型は終身年金型と確定年金型を合わせて7種類あり、型の種類・加入口数・加入時の年齢・性別により毎月の掛金が決まっています。
  2. [不適切]。国民年金基金の老齢年金は、加入した型により支給開始が異なります。基本的には65歳から支給されますが、60歳から支給される型もあります。
  3. 適切。国民年金基金の掛金は、確定拠出年金の拠出金と合算して月額68,000円が限度です。掛金の全額が社会保険料控除として所得控除の対象となるので、所得税の節税効果があります。
したがって不適切な記述は[2]です。
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