FP3級 2016年9月 実技(FP協会:資産設計)問8

問8

馬場喜一さんが加入している生命保険(下記<資料>参照)の保障内容に関する次の記述の空欄(ア)にあてはまる金額として、正しいものはどれか。なお、保険契約は有効に継続しているものとし、特約は自動更新されているものとする。また、喜一さんはこれまでに下記<資料>の保険から保険金および給付金を一度も受け取っていないものとする。
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馬場喜一さんが、2024年中に交通事故で死亡(即死)した場合に支払われる死亡保険金は、合計()である。
  1. 1,300万円
  2. 1,500万円
  3. 1,600万円

正解 3

分野

科目:B.リスク管理
細目:3.生命保険

解説

馬場さんが保険契約をしたのは2004年3月1日です。保険証券では特約の払込期間および保険期間は10年となっていますが、設問中に特約は自動更新されていると説明されているため、特約の部分も含めて保険金額が支払われます。

まず次の2つは死因に関係なく支払われます。
  • 終身保険金額(主契約保険金額):300万円
  • 定期保険特約保険金額:1,000万円
特定疾病保障定期保険特約は、被保険者が次のいずれかに該当したときに保険金が支払われる特約です。なお、一度保険金が支払われた時点で特約は消滅します。
  1. 死亡したとき
  2. 特定疾病(ガン・急性心筋梗塞・脳卒中)に罹患し、所定の状態になったとき
本問では、一度も保険金が支払われていない状態で死亡に至ったため(1.に該当)、特定疾病保障定期保険特約保険金の支払い対象になります。
  • 特定疾病保障定期保険特約保険金額:200万円
傷害特約については、不慮の事故により事故の日から180日以内に死亡した場合に保険金が支払われる特約ですので、交通事故死である今回のケースでは支払い対象に該当します。
  • 傷害特約保険金額:100万円
なお、本問のケースでは入院や手術がありませんので、入院特約については支払い対象外です。

4つを合計すると死亡保険金額は、

 300+1,000+200+100=1,600万円

したがって[3]が正解です。