FP3級過去問題 2016年5月学科試験 問44

問44

米ドル建て外貨預金10,000ドルを円貨に交換する場合、為替レートがTTS=121円、TTM=120円、TTB=119円のとき、その円貨の額は()である。
  1. 1,210,000円
  2. 1,200,000円
  3. 1,190,000円

正解 3

問題難易度
肢118.4%
肢211.4%
肢370.2%

解説

預金者が、銀行等の金融機関で外貨と円とを交換する際に適用される為替レートにはTTSとTTBがあります。TTSとTTBは、TTM(仲値)に金融機関の為替手数料を足して設定されます。
TTS(対顧客電信相場)
預金者が円を外貨に交換するときの為替レート。
⇒銀行側から見て外貨を売る(Sell)相場なので"TTS"。
TTB(対顧客電信相場)
預金者が外貨を円に交換するときの為替レート。
⇒銀行側から見て外貨を買う(Buy)相場なので"TTB"。
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設問の事例では外貨預金を円に交換するため適用される為替レートはTTBになります。このため交換後の円貨の額は以下のように計算します。

 10,000ドル×119円=1,190,000

したがって[3]が適切です。