FP3級 2016年1月 実技(金財:個人)問4
問4
Mさんは、X社株式について説明した。MさんのAさんに対する説明として、次のうち最も不適切なものはどれか。- 「X社は輸出中心の企業であるため、一般に円安の進行は株価にとって好材料となります」
- 「X社は前期に1株当たり40円の配当金を支払っています。この1株当たりの配当金の額は会社の定款で定められているため、決算期ごとに同額が支払われます」
- 「X社のような部品を製造する会社の株式を購入する場合、その会社の業績だけでなく、その部品を使用した製品の市場動向についても着目することが重要です」
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正解 2
分野
科目:C.金融資産運用細目:5.株式投資
解説
- 適切。輸出中心の企業にとって、円安が進行すると為替レートの変動により売上金額の増加につながります。そのため株価にとっても好材料となります。例えば、ある商品を1,000米ドルで輸出したとすると、
- 1米ドル100円の場合
- 売上金額は、1,000米ドル×100円=100,000円
- 1米ドル110円の場合
- 売上金額は、1,000米ドル×110円=110,000円
- [不適切]。配当金の額は、その期の業績により増減し、ゼロの場合もあります。会社の定款で定められるようなものではありません。
- 適切。株価は、その会社のみならず市場動向にも大きく影響されます。そのため、株式を購入する場合には、市場動向や社会情勢についても着目することが重要です。
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