FP3級 2016年1月 実技(金財:個人)問3
問3
Mさんは、確定拠出年金について説明した。Mさんが、Aさんに対して説明した以下の文章の空欄①~③に入る語句の組合せとして、次のうち最も適切なものはどれか。 「老後の生活資金を準備する方法の1つとして、確定拠出年金制度の活用が挙げられます。確定拠出年金は、加入者自身が掛金の運用方法を選択し、その運用結果に基づく給付を受け取る年金制度です。国民年金の第1号被保険者であるAさんは、確定拠出年金の個人型年金に加入することができますが、掛金の限度額は月額(①)となり、掛金はその全額が(②)として所得控除の対象となります。また、60歳から老齢給付金を受給するためには通算加入者等期間が(③)以上あることが必要です」
- ① 6万8,000円 ② 社会保険料控除 ③ 5年
- ① 5万5,000円 ② 社会保険料控除 ③ 10年
- ① 6万8,000円 ② 小規模企業共済等掛金控除 ③ 10年
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正解 3
分野
科目:A.ライフプランニングと資金計画細目:6.企業年金・個人年金等
解説
〔①について〕
確定拠出年金の個人型年金(iDeCo)は、国民年金の加入形態により掛金の拠出限度額が異なります。自営業者等の第1号被保険者は、月額6万8,000円が拠出限度額になります。ただし、国民年金基金や付加年金に加入している場合は、その掛金と合算して月額6万8,000円までが限度になります。
〔②について〕
確定拠出年金の掛金は、その全額が小規模企業共済等掛金控除として所得控除されるため節税効果があります。
〔③について〕
60歳から老齢給付金を受給するためには、60歳時点での通算加入者等期間が10年以上あることが必要です。
以上より、①6万8,000円、②小規模企業共済等掛金控除、③10年 とする[3]の組合せが適切です。
確定拠出年金の個人型年金(iDeCo)は、国民年金の加入形態により掛金の拠出限度額が異なります。自営業者等の第1号被保険者は、月額6万8,000円が拠出限度額になります。ただし、国民年金基金や付加年金に加入している場合は、その掛金と合算して月額6万8,000円までが限度になります。
〔②について〕
確定拠出年金の掛金は、その全額が小規模企業共済等掛金控除として所得控除されるため節税効果があります。
〔③について〕
60歳から老齢給付金を受給するためには、60歳時点での通算加入者等期間が10年以上あることが必要です。
以上より、①6万8,000円、②小規模企業共済等掛金控除、③10年 とする[3]の組合せが適切です。
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