FP3級 2015年9月 実技(金財:個人)問4

【この問題にはが用意されています。読んでから回答してください。】

問4

Mさんは、株式投資の仕組みについて説明した。MさんのAさんに対する説明として、次のうち最も適切なものはどれか。
  1. 「国内上場株式を売買する際には、証券会社に対して売買委託手数料を支払うことになりますが、この手数料はどの証券会社であっても同じ額です」
  2. 「指値注文により国内上場株式を買い付ける場合、指値注文は成行注文に優先するため、売買が成立しやすくなります」
  3. 「成行注文により国内上場株式を買い付ける場合、想定していた価格より高い価格で売買が成立する可能性があります」

正解 3

分野

科目:C.金融資産運用
細目:5.株式投資

解説

  1. 不適切。売買委託手数料は、証券会社や金融機関によって違います。ネット証券会社が安いです。
  2. 不適切。成行優先の原則により、指値注文よりも成行注文が優先されます。売買成立を優先させるときには成行注文が有効です。
  3. [適切]。株式の売買注文方法には「成行注文」と「指値注文」があります。
    成行注文
    売買価格を明示しないで注文する方法。そのときの最も低い売り(買い)注文と売買が成立する。
    指値注文
    自分が買いたい(売りたい)価格を指定して注文する方法。指定価格よりも不利な条件の売買は成立しない。
    買いの成行注文を行うと、その時に出ている最も低い価格の売り注文と成約することになります。価格を指定しないので予想より高い価格で制約することもあります。
したがって適切な記述は[3]です。