FP3級過去問題 2015年9月学科試験 問44

問44

2資産で構成されるポートフォリオにおいて、相関係数が()である場合、両資産が()値動きをするため、理論上、分散投資によるリスク低減効果が得られない。
  1. ① +1  ② 同じ
  2. ① 0  ② 同じ
  3. ① -1  ② 逆の

正解 1

問題難易度
肢178.9%
肢211.4%
肢39.7%

解説

相関係数は、2つの変数の間にある関連性の強弱を表す値で、-1から+1の間の値をとります。投資においては2つの銘柄の値動きの関連性を表すのに用いられ、相関係数が+1に近いほど同じ値動き、-1に近いほど逆の値動きをする傾向があることを示します。0(ゼロ)に近い場合は2資産間の値動きに関連性はないと判断されます。

相関係数が+1のときは、2つの資産が同一の値動きをするのでリスク軽減効果は"なし"、相関係数が-1のときは、2つの資産が正反対の値動きをするのでリスク軽減効果は"最大"となります。
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したがって解答群のうち、相関係数と値動きが適切な組になっている[1]が正解です。

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