FP3級 2015年1月 実技(金財:保険)問4
問4
はじめに、Mさんは、生命保険に加入するにあたっての注意点について説明した。Mさんの、Aさんに対する説明として、次のうち最も適切なものはどれか。- 「生命保険は、病気や不慮の事故などにより入院したり亡くなったりしてしまうなどの万一の場合に備える商品です。さまざまな生命保険商品がありますが、保険料はすべて掛捨てで貯蓄性はありませんので、余裕資金の範囲内で加入することが大切です」
- 「生命保険への加入を検討する場合、保険金額を設定する際の目安となる必要保障額を試算してみるとよいでしょう。遺族のための必要保障額は、通常、末子が誕生したときに最大となります」
- 「生命保険契約の申込みは、クーリング・オフ制度の対象とはならず、保険会社に過失がある場合を除き、撤回することができません。したがって、生命保険契約を締結するときは、くれぐれも慎重に行ってください」
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正解 2
分野
科目:B.リスク管理細目:3.生命保険
解説
- 不適切。生命保険には、原則として掛捨ての定期保険の他にも、終身保険や養老保険などのように貯蓄性の高い商品もあります。後半の「余裕資金の範囲内で加入する」という記述については適切です。
- [適切]。生命保険に加入する際には、過不足のない保険金額を設定するために必要保障額を試算することが望まれます。また一般的に、必要保障額は末子誕生時点で最大となります。
- 不適切。法人契約、契約期間1年未満の保険契約、事業目的の保険契約を除いて、生命保険契約は原則としてクーリング・オフ制度の対象となります。設例の定期保険特約付終身保険は、個人契約ですのでクーリング・オフ可能です。
保険契約の申込者等が保険契約の申込の撤回等に関する事項を記載した書面を交付された場合、原則として、その交付日と申込日のいずれか遅い日から起算して8日以内であれば、書面または電磁的記録により申込みの撤回等をすることができます。
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