FP3級 2015年1月 実技(FP協会:資産設計)問18

【この問題にはが用意されています。読んでから回答してください。】

問18

浩一さんは、日本の公的年金制度の仕組みについて理解を深めておきたいと思い、FPの相原さんに質問をした。次の記述の空欄(ア)、(イ)にあてはまる語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。なお、本問においては、厚生年金保険を「厚生年金」とする。
18.png./image-size:560×189
日本の公的年金は2階建ての構造になっている。
1階部分は「国民年金」であり、日本国内に住所を有する()の人は加入が義務付けられている。老齢基礎年金の受給額は国民年金保険料を納付した月数によって決まり、480月(40年間)納付すると満額の老齢基礎年金を受給することができる。会社員や公務員は国民年金の第2号被保険者とされ、第2号被保険者の被扶養配偶者(主として第2号被保険者の収入により生計を維持する者)は国民年金の()とされる。
2階部分は「厚生年金」と「共済年金」であり、老齢厚生年金の受給額は厚生年金の加入期間とその間の賃金に応じて決まる。このほか、企業によっては、従業員に対して独自の年金を支給する「企業年金」を設けているところもある。
  1. (ア)20歳以上60歳未満 (イ)第1号被保険者
  2. (ア)20歳以上60歳未満 (イ)第3号被保険者
  3. (ア)20歳以上65歳未満 (イ)第3号被保険者

正解 2

分野

科目:A.ライフプランニングと資金計画
細目:5.公的年金

解説

〔(ア)について〕
国民年金の加入者は、日本国内に住んでいる20歳以上60歳未満の全ての人です。

〔(イ)について〕
会社員や公務員など国民年金の第2号被保険者に扶養されている配偶者(20歳以上60歳未満)は、国民年金の第3号被保険者に該当します。第3号被保険者である期間は、第1号被保険者期間と異なり、保険料を自身で納付する必要はなく、保険料納付済期間として将来の年金額に反映されます。

したがって、(ア)20歳以上60歳未満、(イ)第3号被保険者 の組合せが適切です。