FP3級過去問題 2011年9月学科試験 問32

問32

利率(年率)2%で複利運用しながら5年後に100万円を用意する場合、係数表を使って現在必要な元本の額を算出するには、100万円に利率2%・期間5年の()を乗ずる。
  1. 現価係数
  2. 年金現価係数
  3. 年金終価係数

正解 1

問題難易度
肢155.8%
肢225.6%
肢318.6%

解説

資金計画を立てる際に用いる係数には以下の6つがあります。
終価係数
現在の金額を一定利率で複利運用した場合のn年後の元利合計額を求める
現価係数
一定利率で複利運用するとして、n年後に一定金額に達するために必要な元本を求める
年金終価係数
毎年一定金額を積み立てた場合のn年後の元利合計額を求める
減債基金係数
n年後に一定金額に達するために必要な毎年の積立額を求める
資本回収係数
現在の金額をn年間で取り崩した場合の毎年の受取額を求める
年金現価係数
n年間にわたり一定金額を受け取るために必要な元本を求める
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複利運用しながらn年後に目標金額である100万円に達したいので、目標金額である100万円に現価係数を乗じることで、現在必要な元本を求めます。現価係数を乗じるということは将来の価格を割り引いて現在価値に直すことと同じです。よって[1]が正解です。