FP3級過去問題 2011年5月学科試験 問31

問31

毎年一定額を積み立て、8年後に200万円を用意したい。年利2%で複利運用できるとした場合、最低限必要な毎年の積立金額は、()である。なお、計算には下記の表を使用し、円未満の端数がある場合は切り捨てること。
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  1. 233,020円
  2. 234,330円
  3. 273,019円

正解 1

問題難易度
肢182.9%
肢211.7%
肢35.4%

解説

資金計画を立てる際に用いる係数には以下の6つがあります。
終価係数
現在の金額を一定利率で複利運用した場合のn年後の元利合計額を求める
現価係数
一定利率で複利運用するとして、n年後に一定金額に達するために必要な元本を求める
年金終価係数
毎年一定金額を積み立てた場合のn年後の元利合計額を求める
減債基金係数
n年後に一定金額に達するために必要な毎年の積立額を求める
資本回収係数
現在の金額をn年間で取り崩した場合の毎年の受取額を求める
年金現価係数
n年間にわたり一定金額を受け取るために必要な元本を求める
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「毎年一定金額を積み立て」とくれば、使うのは「年金終価係数」または「減債基金係数」のどちらかです。設問のケースでは目標金額に達するために必要な「毎年の積立金額」を知りたいので「減債基金係数」を用います。

 2,000,000円×0.11651=233,020

したがって[1]が適切です。