FP3級過去問題 2008年9月学科試験 問41(改題)

問41

一般的な国内の債券において、あらかじめ定められた利払日に利子が支払われるものを()というが、その利子は所得税・復興特別所得税・住民税あわせて()%の税率による源泉分離課税扱いとなる。
  1. ① 利付債券  ② 10.21
  2. ① 割引債券  ② 15.315
  3. ① 利付債券  ② 20.315

正解 3

問題難易度
肢18.4%
肢24.2%
肢387.4%

解説

債券とは、国・地方公共団体・企業などが借入れをするために投資家に対して発行する借用証書のようなもので、満期日や利息がはじめから決まっています。債券は利払いの方式によって利付債、割引債の2種類に分類されます。
利付債
毎年一定の利払日に利子の支払いがある債券
割引債
利子がない代わりに、あらかじめ額面価格より一定額を割り引いた価格で発行される債券。発行価格と額面金額の差額が利子相当額になる
設問の利子が支払われる債券は利付債券です。一般的な債券の利子は利子所得となり、原則として受け取り時に20.315%(所得税15%、復興特別所得税0.315%、住民税5%)が源泉徴収されて支払われます。したがって[3]の組み合わせが適切です。