FP3級過去問題 2008年9月学科試験 問19

問19

所得税における所得控除のうち、基礎控除は、年間の給与収入が1,000万円以上の者については適用されない。

正解 ×

問題難易度
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解説

基礎控除は、合計所得金額が2,500万円以下の納税者に適用される所得控除で、その控除額は最高48万円です。基礎控除には、憲法に定められる生存権を保障するための最低生活費を所得から控除する目的があります。
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基礎控除の所得制限は給与収入ではなく合計所得金額で判断されます。年間の給与収入が1,000万円以上の者であっても合計所得金額が2,500万円以下ならば適用対象となります。したがって記述は[誤り]です。

基礎控除額が最高48万円となり、所得制限が追加されたのは2020年度からです。それ以前は、所得の多寡にかかわらず一律38万円を控除する制度でした。