FP3級過去問題 2008年5月学科試験 問4

問4

労働者災害補償保険の給付対象となる労働者は、適用事業所の正規雇用の社員のみであり、パートタイマー、アルバイトおよび日雇労働者は給付対象とならない。

正解 

問題難易度
4.4%
×95.6%

解説

労働者災害補償保険(労災保険)は、業務上の事故や通勤途中の事故によって生じたケガ、病気、障害、死亡などに対して必要な給付をする制度です。業務規模や雇用形態によらず労働者を1人でも雇う事業者は労災保険への加入義務があります。労災保険は、会社と従業員がともに負担する社会保険料や雇用保険料と異なり、保険料全額を事業主が負担する仕組みになっています。

労災保険における労働者とは、「職業の種類を問わず、事業に使用される者で、賃金を支払われる者」をいい、労働者であればアルバイトやパートタイマー等の雇用形態は関係ありません。したがって記述は[誤り]です。