FP3級過去問題 2008年5月学科試験 問5

問5

住宅ローンの返済方法である元金均等返済方式と元利均等返済方式において、返済期間中の金利が一定で、かつ、他の条件が同一ならば、毎月の元利合計の返済額が返済開始時点より減少していくのは、元金均等返済方式である。

正解 

問題難易度
78.8%
×21.2%

解説

住宅ローンの返済方法には「元金均等返済方式」と「元利均等返済方式」があります。それぞれの特徴は次のとおりです。
①元金均等返済方式
返済期間を通じて、毎月返済する元金が一定である返済方法。完済に近づくにつれ毎月の返済額が減少していく。
元金を早く返済する分だけ元金につく利息を減らすことができるため、その他の条件が同じであれば、利息を含めた総返済金額は元利均等返済方式よりも少なくなる。
②元利均等返済方式
返済期間を通じて、毎月の返済額が一定である返済方法。完済に近づくにつれ、返済額に占める利息の割合が減り、元金の割合が増えていく
総返済金額は元金均等返済方式よりも多くなるが、返済額が一定であるため返済計画を立てやすい、返済開始当初の負担が少ないというメリットがある。
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上図の通り、返済が進むにつれて毎月の返済額が減っていくのは元金均等返済方式です。したがって記述は[適切]です。