FP3級 2024年5月 実技(FP協会:資産設計)問16

問16

会社員の近藤さんの退職に係るデータが下記<資料>のとおりである場合、近藤さんの所得税における退職所得の金額として、正しいものはどれか。なお、近藤さんは役員であったことはなく、退職は障害者になったことに基因するものではない。また、前年以前に受け取った退職金はないものとする。
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  1. 140万円
  2. 1,170万円
  3. 2,340万円

正解 2

分野

科目:D.タックスプランニング
細目:3.各種所得の内容

解説

退職所得は次の計算式で求めます。

 退職所得=(退職収入ー退職所得控除額)×1/2

この式中の退職所得控除額は、勤続年数20年以下か20年超で計算式が変わります。
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勤続年数は38年ですので、退職所得控除額は20年超の計算式を使って以下のように求めます。

 800万円+70万円×(38年-20年)=2,060万円

退職一時金の額は4,400万円なので、退職所得の金額は、

 (4,400万円-2,060万円)×1/2=1,170万円

したがって[2]が適切です。