FP3級 2024年1月 実技(金財:個人)問3
問3
最後に、Mさんは、老後の年金収入を増やすことができる各種制度について説明した。MさんのAさんに対する説明として、次のうち最も不適切なものはどれか。- 「確定拠出年金の個人型年金は、加入者自身が掛金の運用方法を選択し、資産を形成する年金制度です。将来受け取ることができる年金額は、運用実績により増減します」
- 「国民年金基金は、国民年金の第1号被保険者の老齢基礎年金に上乗せする年金を支給する任意加入の年金制度です。加入は口数制となっており、1口目は2種類の終身年金(A型・B型)のいずれかを選択します」
- 「国民年金の付加年金は、月額200円の付加保険料を納付することにより、老齢基礎年金と併せて受給することができる年金です。なお、国民年金基金に加入している間は、付加保険料を納付することができません」
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正解 3
分野
科目:A.ライフプランニングと資金計画細目:6.企業年金・個人年金等
解説
- 適切。確定拠出年金は、加入者自らが自己責任で掛金の運用指図を行い、その運用結果に応じて将来の年金給付額が決まる年金制度です。個人型年金のiDeCoと、企業が掛金を負担する企業型年金があります。
- 適切。国民年金基金には、終身年金のA型(15年間保証あり)・B型(保証なし)、確定年金のⅠ型・Ⅱ型・Ⅲ型・Ⅳ型・Ⅴ型の7種類があります。1口目は、必ず終身年金A型・B型のどちらかを選択しなければなりません。
- [不適切]。200円ではありません。付加保険料は、国民年金保険料に加えて月額400円を納めることで、老齢基礎年金に加えて年額「200円×付加保険料納付期間の月数」の付加年金を受け取ることができる制度です。なお、国民年金基金の加入と付加保険料の納付は同時にできないという説明は適切です。
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