FP3級 2024年1月 実技(FP協会:資産設計)問10

問10

西里光一さんが2023年中に支払った生命保険の保険料は下記<資料>のとおりである。この場合の光一さんの2023年分の所得税の計算における生命保険料控除の金額として、正しいものはどれか。なお、<資料>の保険について、これまでに契約内容の変更はないものとする。また、2023年分の生命保険料控除額が最も多くなるように計算すること。
10_1.png/image-size:580×158
10_2.png/image-size:580×170
  1. 39,650円
  2. 40,000円
  3. 71,725円

正解 3

分野

科目:B.リスク管理
細目:3.生命保険

解説

生命保険料控除の控除額は、1年間に支払った保険料を「一般の生命保険料控除」「介護医療保険料控除」「個人年金保険料控除」の3つのグループに分けて、それぞれのグループごとに<速算表>で控除額を求め、それを合計します。
2/332.png/image-size:469×243
<資料>の終身保険の保険料は「一般の生命保険料控除」の対象、医療保険の保険料は「介護医療保険料控除」の対象となります。

終身保険の年間保険料は78,600円なので「40,000円超80,000円以下」の計算式を使って、

 78,600円×1/4+20,000円=39,650円

医療保険の年間保険料は48,300円なので「40,000円超80,000円以下」の計算式を使って、

 48,300円×1/4+20,000円=32,075円

上記2つを合算して、生命保険料控除の金額を求めます。

 39,650円+32,075円=71,725

したがって[3]が正解です。