FP3級 2024年1月 実技(FP協会:資産設計)問3

問3

下記<資料>に基づくWX株式会社の投資指標に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。なお、記載のない事項は一切考慮しないものとし、計算結果については表示単位の小数点以下第3位を四捨五入すること。
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  1. 株価純資産倍率(PBR)は、1.1倍である。
  2. 配当性向は、10%である。
  3. 配当利回りは、1.36%である。

正解 2

分野

科目:C.金融資産運用
細目:5.株式投資

解説

  1. 不適切。PBR(株価純資産倍率)は「株価÷1株当たり純資産」で計算します。
    株価は2,000円、1株当たり純資産は2,200円なので、PBRは「2,000円÷2,200円≒0.91倍」です。
  2. [適切]。配当性向は、ある企業がその期の純利益(税引後当期純利益)の中から、配当金をどのくらい支払っているかの割合を表す指標で「年間配当金÷当期純利益×100」で求めます。
    1株当たり年間配当金は30円、1株当たり純利益は300円なので、配当性向は「30円÷300円×100=10%」です。
  3. 不適切。配当利回りは「1株当たり年間配当金÷株価×100」で計算します。
    1株当たり年間配当金は30円、株価は2,000円なので、配当性向は「30円÷2,000円×100=1.5%」です。
したがって適切な記述は[2]です。