FP3級 2023年5月 実技(FP協会:資産設計)問10

問10

損害保険の種類と事故の内容について記述した次の1~3の事例のうち、契約している保険で補償の対象になるものはどれか。なお、いずれの保険も特約などは付帯していないものとする。
  1. [普通傷害保険]
    勤務しているレストランで仕事中にヤケドを負い、その治療のために通院した。
  2. [住宅総合保険]
    噴火により保険の対象となる建物に噴石が衝突して屋根に穴が開いた。
  3. [個人賠償責任保険]
    原動機付自転車(原付バイク)で買い物に行く途中に他人の家の塀に接触して塀を壊してしまい、法律上の損害賠償責任を負った 。

正解 1

分野

科目:B.リスク管理
細目:4.損害保険

解説

  1. [対象になる]。普通傷害保険は、国内外、業務中・業務外を問わず、日常生活における「急激かつ偶然な外来の事故」に起因するケガを補償するものです。業務遂行中の事故によるケガも補償対象となります。
  2. 対象にならない。地震・噴火やそれに伴う津波による損害は、地震保険でしか補償されません。住宅総合保険は、火災保険の保障範囲に加えて水害・水濡れ・盗難等もカバーする保険ですが地震等は保障対象外です。
  3. 対象にならない。個人賠償責任保険は、自転車事故による損害は補償しますが、原付バイクによる損害は補償しません。原付バイクの事故による対物賠償は、任意のバイク保険でカバーすることになります。
したがって補償の対象になるものは[1]です。