FP3級 2023年1月 実技(FP協会:資産設計)問16

【この問題にはが用意されています。読んでから回答してください。】

問16

智洋さんは、60歳で定年を迎えた後、公的年金の支給が始まる65歳までの5年間の生活資金に退職一時金の一部を充てようと考えている。仮に、退職一時金のうち500万円を年利2.0%で複利運用しながら5年間で均等に取り崩すこととした場合、年間で取り崩すことができる最大金額として、正しいものはどれか。なお、下記<資料>の3つの係数の中から最も適切な係数を選択して計算し、円単位で解答すること。また、税金や記載のない事項については一切考慮しないこととする。
16.png/image-size:366×71
  1. 1,060,800円
  2. 960,800円
  3. 905,700円

正解 1

分野

科目:A.ライフプランニングと資金計画
細目:3.ライフプランニングの考え方・手法

解説

「毎年均等に取り崩して受け取る」とくれば、使うのは「資本回収係数」または「年金現価係数」のいずれかです。設問のケースでは一定の元本をもとにしたときの「毎年の受取金額」を知りたいため「資本回収係数」を用います。
1/308.png/image-size:150×134
係数は原則として乗算で使用するので、元本の500万円に資本回収係数0.21216を乗じて毎年の受取額を求めます。

 5,000,000円×0.21216=1,060,080

したがって[1]が正解です。