FP3級 2023年1月 実技(FP協会:資産設計)問9

問9

馬場栄治さんが加入している終身医療保険(下記<資料>参照)の保障内容に関する次の記述の空欄(ア)にあてはまる金額として、正しいものはどれか。なお、保険契約は有効に継続しているものとする。また、栄治さんはこれまでに<資料>の保険から保険金および給付金を一度も受け取っていないものとする。
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栄治さんは、2023年1月にくも膜下出血で救急搬送され、緊急手術(給付倍率40倍)を受け、継続して73日間入院した。さらに、2023年7月に肺炎で10日間入院した。支払われる保険金および給付金は、合計()である。
  1. 1,000,000円
  2. 1,100,000円
  3. 1,230,000円

正解 2

分野

科目:B.リスク管理
細目:5.第三分野の保険

解説

馬場さんに支給される保険金は、入院給付金と手術給付金です。

【入院給付金】
1日以上の継続入院のときに、1入院60日を限度に1日目から支払われます。給付金日額は10,000円です。くも膜下出血と肺炎は別の事由なので、それぞれ入院給付金が支給されます。
くも膜下出血での入院は73日なので限度日数の60日で計算します。よって、給付額は「10,000円×60日=60万円」です。 
肺炎での入院は10日なので、給付額は「10,000円×10日=10万円」です。 

【手術給付金】
手術給付金は、入院給付金日額×給付倍率で計算します。馬場さんが受けた手術の給付倍率は40倍なので、給付額は「10,000円×40倍=40万円」です。

以上より、給付金の合計は、

 60万円+10万円+40万円=110万円

したがって正解は[2]です。