FP3級 2023年1月 実技(FP協会:資産設計)問4
問4
FPの井上さんが行った単利と複利に関する次の説明の空欄(ア)、(イ)にあてはまる語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。なお、問題作成の都合上、一部を空欄(***)としている。単利とは、当初の元金に対してのみ利息を計算する方式のことで、算出式は「***」です。一方、複利とは一定期間ごとに支払われる利息を元本に含めて、これを新しい元金として利息を計算する方式のことをいいます。再投資される期間によって、1ヵ月複利、半年複利、1年複利という種類があり、利率や期間など他の条件が同じであれば、利息の再投資期間が(ア)方が満期時の元利合計は多くなります。1年複利の元利合計額(税引前)の算出式は「(イ)」です。
- (ア)長い (イ)元利合計額(税引前)=元本×(1+利率)×預入年数
- (ア)短い (イ)元利合計額(税引前)=元本×(1+利率)預入年数
- (ア)短い (イ)元利合計額(税引前)=元本×(1+利率×預入年数)
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正解 2
分野
科目:C.金融資産運用細目:2.預貯金・金融類似商品
解説
〔(ア)について〕
利息の再投資期間とは、複利運用において利息が元本に含まれるまでの期間のことです。期間が短いほど、より早い時期に利息に対して利息が付くようになるので、その他の条件が同じであれば利息の再投資期間が短いほど元利合計は多くなります。
仮に、1年複利だと利息に対して利息が付くのは1年後からですが、半年複利では6か月後から利息に対して利息が付き始めます。この差が元利合計額に影響します。
〔(イ)について〕
1年複利の場合は、元本×(1+年利率)×(1+年利率)×(1+年利率)×… というように増えていくので、元利合計額は元本×(1+年利率)預入年数の式で求めることができます。
したがって[2]の組合せが適切です。
利息の再投資期間とは、複利運用において利息が元本に含まれるまでの期間のことです。期間が短いほど、より早い時期に利息に対して利息が付くようになるので、その他の条件が同じであれば利息の再投資期間が短いほど元利合計は多くなります。
仮に、1年複利だと利息に対して利息が付くのは1年後からですが、半年複利では6か月後から利息に対して利息が付き始めます。この差が元利合計額に影響します。
〔(イ)について〕
1年複利の場合は、元本×(1+年利率)×(1+年利率)×(1+年利率)×… というように増えていくので、元利合計額は元本×(1+年利率)預入年数の式で求めることができます。
したがって[2]の組合せが適切です。
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