FP3級 2022年9月 実技(FP協会:資産設計)問20(改題)

【この問題にはが用意されています。読んでから回答してください。】

問20

健吾さんは、今後の資産運用に、NISA(少額投資非課税制度)を取り入れたいと考えており、FPの馬場さんに質問をした。NISAの成長投資枠およびつみたて投資枠に関するFPの馬場さんの次の説明のうち、最も適切なものはどれか。なお、本問において、NISA口座内に設定される特定非課税管理勘定を成長投資枠といい、特定累積投資勘定をつみたて投資枠という。
  1. 「現在、取引のあるW証券にNISA口座を開設すれば、W証券で保有している投資信託については、そのまま移管することができます。」
  2. 「成長投資枠は、上場株式を投資対象とすることができます。」
  3. 「つみたて投資枠は、個人向け国債を投資対象とすることができます。」

正解 2

分野

科目:C.金融資産運用
細目:10.金融商品と税金

解説

  1. 不適切。一般口座や特定口座で保有している有価証券をNISA口座に移管することはできません。これに対して、NISA口座からその他の課税口座への移管することは可能です。
  2. [適切]。成長投資枠では、上場株式、株式投資信託、ETF、REIT等を買い付けることができます。一方、つみたて投資枠で買い付けることができるのは、所定の条件を満たした株式投資信託とETFに限られています。
  3. 不適切。NISAは、預金や国債等の安全資産に偏っている日本国民の資産を、株式等のリスク資産へ移転させることを促進するために創設されたという背景があるので、成長投資枠・つみたて投資枠ともに低リスク資産である公社債は投資対象外になっています。
したがって適切な記述は[2]です。