FP3級 2022年9月 実技(FP協会:資産設計)問10

問10

浅田道弘さんが契約している任意加入の自動車保険の主な内容は、下記<資料>のとおりである。<資料>に基づく次の記述のうち、この契約で補償の対象とならないものはどれか。なお、いずれも保険期間中に発生したものであり、被保険自動車の運転者は道弘さんである。また、記載のない事項については一切考慮しないものとする。
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  1. 被保険自動車を運転中に、誤ってブロック塀に接触し、被保険自動車が破損した場合の修理費用
  2. 被保険自動車に追突した相手車が逃走し、相手から補償が受けられない場合の道弘さんの治療費用
  3. 被保険自動車を駐車場に駐車する際に、誘導中の妻に誤って車が接触しケガをさせた場合の治療費用

正解 3

分野

科目:B.リスク管理
細目:4.損害保険

解説

  1. 対象となる。車両保険(一般条件)で補償されます。車両保険には「一般条件」と「車対車+限定A(エコノミータイプ)」という2つのタイプがありますが、単独事故をカバーするのは一般条件だけです。<資料>では車両保険のタイプが一般条件なので、単独事故による車両の破損で生じた修理費用も補償の対象となります。
  2. 対象となる。人身傷害賠償保険で補償されます。人身傷害賠償保険や搭乗者傷害保険は、運転者を含め自動車に乗っていた人のケガや死亡による損害を補償するものです。過失割合に関係なく、また相手の有無にかかわらず保険金が支払われます。
  3. [対象とならない]。対人賠償保険は他人を死傷させて賠償責任を負った場合、自賠責保険での不足額を補償します。運転者自身や家族が負ったケガについては補償されません。
したがって適切な記述は[3]です。