FP3級 2022年5月 実技(金財:保険)問2
問2
Mさんは、現時点(2022年5月22日)においてAさんが死亡した場合に妻Bさんに支給される遺族厚生年金の金額等について説明した。Mさんが、Aさんに対して説明した以下の文章の空欄①~③に入る語句の組合せとして、次のうち最も適切なものはどれか。 「現時点においてAさんが死亡した場合、妻Bさんに対して遺族厚生年金と遺族基礎年金が支給されます。
遺族厚生年金の額は、原則として、Aさんの厚生年金保険の被保険者記録を基礎として計算した老齢厚生年金の報酬比例部分の額の(①)に相当する額になります。ただし、その計算の基礎となる被保険者期間の月数が(②)に満たないときは、(②)とみなして年金額が計算されます。
また、長男Cさんの(③)到達年度の末日が終了すると、妻Bさんの有する遺族基礎年金の受給権は消滅します。その後、妻Bさんが65歳に達するまでの間、妻Bさんに支給される遺族厚生年金には、中高齢寡婦加算が加算されます」
遺族厚生年金の額は、原則として、Aさんの厚生年金保険の被保険者記録を基礎として計算した老齢厚生年金の報酬比例部分の額の(①)に相当する額になります。ただし、その計算の基礎となる被保険者期間の月数が(②)に満たないときは、(②)とみなして年金額が計算されます。
また、長男Cさんの(③)到達年度の末日が終了すると、妻Bさんの有する遺族基礎年金の受給権は消滅します。その後、妻Bさんが65歳に達するまでの間、妻Bさんに支給される遺族厚生年金には、中高齢寡婦加算が加算されます」
- ① 3分の2 ② 480月 ③ 18歳
- ① 4分の3 ② 480月 ③ 20歳
- ① 4分の3 ② 300月 ③ 18歳
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正解 3
分野
科目:A.ライフプランニングと資金計画細目:5.公的年金
解説
〔①について〕
遺族厚生年金の額は、死亡した人の老齢厚生年金の報酬比例部分の額の4分の3に相当する額です。
〔②について〕
遺族厚生年金の額は、厚生年金保険の被保険者期間と標準報酬月額から算定されますが、その計算の基礎となる被保険者期間が300月に満たないときは、300月とみなして年金額の計算が行われます。加入期間が短くても一定の遺族保障機能を持たせるためです。
〔③について〕
遺族基礎年金を受給できるのは「子」または「子のある配偶者」であり、年金法上における子は、原則として18歳到達年度末日までの子なので、長男Cさんが18歳到達年度末日を経過すると妻Bさんは「子のある配偶者」ではなくなります。このため遺族基礎年金の受給権が消滅します。
したがって、①4分の3、②300月、③18歳 となる[3]の組合せが適切です。
遺族厚生年金の額は、死亡した人の老齢厚生年金の報酬比例部分の額の4分の3に相当する額です。
〔②について〕
遺族厚生年金の額は、厚生年金保険の被保険者期間と標準報酬月額から算定されますが、その計算の基礎となる被保険者期間が300月に満たないときは、300月とみなして年金額の計算が行われます。加入期間が短くても一定の遺族保障機能を持たせるためです。
〔③について〕
遺族基礎年金を受給できるのは「子」または「子のある配偶者」であり、年金法上における子は、原則として18歳到達年度末日までの子なので、長男Cさんが18歳到達年度末日を経過すると妻Bさんは「子のある配偶者」ではなくなります。このため遺族基礎年金の受給権が消滅します。
したがって、①4分の3、②300月、③18歳 となる[3]の組合せが適切です。
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