FP3級 2022年1月 実技(FP協会:資産設計)問10

問10

自動車損害賠償責任保険(以下「自賠責保険」という)の補償内容は下記<資料(一部抜粋)>のとおりである。この自賠責保険に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。なお、加害車両が複数の場合については考慮しないものとする。
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  1. 原動機付自転車は、自賠責保険の加入が義務付けられていない。
  2. 自賠責保険の支払い対象となる被害者1名の事故で治療費と休業損害が合計150万円であった場合、傷害による損害として150万円が支払われる。
  3. 自賠責保険は単独事故による運転者自身のケガについては補償していない。

正解 3

分野

科目:B.リスク管理
細目:4.損害保険

解説

  1. 不適切。自賠責保険は、自動車損害賠償保障法(自賠法)の定めにより、すべての自動車および原動機付自転車に加入が義務づけられている強制保険です。
  2. 不適切。傷害による損害についての支払限度額は、治療費、文書料、休業損害、慰謝料を合計して被害者1名当たり120万円です。
  3. [適切]。自賠責保険は、交通事故によって死傷した被害者の救済を目的としたものなので、単独事故を起こした運転者自身は補償されません。
したがって適切な記述は[3]です。