FP3級 2021年9月 実技(金財:保険)問1
問1
はじめに、Mさんは、《設例》の<Aさん夫妻に関する資料>に基づき、Aさんおよび妻Bさんが老齢基礎年金の受給を65歳から開始した場合の年金額(2021年度価額)を試算した。Mさんが試算した老齢基礎年金の年金額の計算式の組合せとして、次のうち最も適切なものはどれか。- Aさん:780,900円×239月480月 妻Bさん:780,900円×376月480月
- Aさん:780,900円×451月480月 妻Bさん:780,900円×480月480月
- Aさん:780,900円×451月480月 妻Bさん:780,900円×496月480月
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正解 2
分野
科目:A.ライフプランニングと資金計画細目:5.公的年金
解説
老齢基礎年金の年金額は以下の計算式で求めます。2021年度における国民年金の満額の基礎年金額は780,900円です。20歳から60歳までの480カ月(40年×12か月)分の保険料を納めると満額が支給されます。
〔Aさん〕
20歳から22歳まで保険料未納期間(30月)がありますが、その後は厚生年金被保険者として国民年金に加入し、退職後も国民年金保険料を納付しています。したがって、Aさんの保険料納付済期間は480月から保険料未納期間(30月)を差し引いた「480月-29月=451月」になります。よって、老齢基礎年金の年金額の計算式は、
780,900円×451月480月=733,720.6…円
(円未満四捨五入)733,721円
〔妻Bさん〕
20歳から60歳まで保険料未納期間はないので、保険料納付済月数は480月です。妻Bさんは18歳から厚生年金保険に加入していますが、老齢基礎年金額は20歳から60歳までの保険料納期月数で決まりますから、480月を超えることはありません。
780,900円×480月480月=780,900円
したがって[2]の組合せが適切です。
〔Aさん〕
20歳から22歳まで保険料未納期間(30月)がありますが、その後は厚生年金被保険者として国民年金に加入し、退職後も国民年金保険料を納付しています。したがって、Aさんの保険料納付済期間は480月から保険料未納期間(30月)を差し引いた「480月-29月=451月」になります。よって、老齢基礎年金の年金額の計算式は、
780,900円×451月480月=733,720.6…円
(円未満四捨五入)733,721円
〔妻Bさん〕
20歳から60歳まで保険料未納期間はないので、保険料納付済月数は480月です。妻Bさんは18歳から厚生年金保険に加入していますが、老齢基礎年金額は20歳から60歳までの保険料納期月数で決まりますから、480月を超えることはありません。
780,900円×480月480月=780,900円
したがって[2]の組合せが適切です。
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