FP3級 2021年5月 実技(FP協会:資産設計)問3

問3

下記<資料>に基づくSX株式会社の投資指標に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、購入時の手数料および税金は考慮しないこととする。
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  1. 株価収益率(PER)で比較した場合、SX株式会社の株価は日経平均採用銘柄の平均(予想ベース)より割安である。
  2. 株価純資産倍率(PBR)で比較した場合、SX株式会社の株価は東京証券取引所市場第1部(東証1部)全銘柄の平均より割安である。
  3. 配当利回りで比較した場合、SX株式会社の配当利回りはジャスダック全銘柄の平均(予想ベース)より低い。

正解 3

分野

科目:C.金融資産運用
細目:5.株式投資

解説

  1. 適切。PERは「株価÷1株当たり純利益」で計算し、値が低いほど割安であると判断されます。SX株式会社のPERは「2,150円÷230円≒9.34倍」で、日経平均採用銘柄の平均23.05倍よりも低いので割安です。
  2. 適切。PBRは「株価÷1株当たり純資産」で計算し、値が低いほど割安であると判断されます。SX株式会社のPBRは「2,150円÷2,500円=0.86倍」で、東証1部全銘柄の平均1.22倍よりも低いので割安です。
  3. [不適切]。配当利回りは「1株当たり年間配当金÷株価×100」で計算します。SX株式会社の配当利回りは「100円÷2,150円×100≒4.65%」で、ジャスダック全銘柄の平均1.83%より高いので、記述は誤った説明です。
したがって不適切な記述は[3]です。