FP3級過去問題 2021年3月学科試験 問21

問21

土地の登記記録の権利部(乙区)には、所在や地積など、土地の表示に関する事項が記録される。

正解 ×

解説

不動産登記簿は、土地や建物の物理的情報(所在・面積など)のほか、所有者の住所・氏名などを記録された公の帳簿です。土地と建物の権利関係を誰でもわかるようにし、取引の安全と円滑を図るために一般に公開されています。

登記記録は、1筆の土地・1個の建物ごとに、土地や建物の物理的情報を記録する「表題部」と、権利に関する情報を記録する「権利部」に区分して作成されています。さらに権利部は「甲区」と「乙区」に区分されています。
表題部
土地や建物を識別するための情報が記録される。
土地なら所在地・地番・地目・地積等、建物なら所在地・家屋番号・建物の種類/構造・名称等
権利部(甲区)
所有権に関する事項が記録される。
権利部(乙区)
所有権以外の権利(抵当権、賃借権、配偶者居住権など)に関する事項が記録される。
権利部(乙区)に記録されるのは所有権以外の権利であり、所在や地積など、土地の表示に関する事項が記録されるのは「表題部」なので、記述は[誤り]です。