FP3級過去問題 2019年1月学科試験 問41

問41

表面利率(クーポンレート)2%、残存期間4年の固定利付債券を、額面100円当たり98円で購入し、2年後に額面100円当たり99円で売却した場合の所有期間利回り(単利)を算出する計算式は、()である。なお、税金や手数料等は考慮しないものとする。
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正解 2

問題難易度
肢120.8%
肢258.9%
肢320.3%

解説

債券の利回りは、設問で与えられた条件を以下の式に代入して求めます。公式は複雑ですが、分子の左部分が1年当たりのインカムゲインの額、右部分が1年当たりのキャピタルゲインの額で、それを合計して取得金額で割ることで年換算の利回りを出すという意味合いです。
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表面利率2%、購入価格98円、保有年数2年、売却金額99円ですので、式に各値を代入すると次の計算式になります。
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したがって[2]が正解です。

なお、具体的に計算を行うと次のようになります。
まず分子部分を計算します。

 2+(99-98)÷2
=2+0.5=2.5

求めた分子部分を分母(購入価格)で除し、それに100を乗じてパーセント(%)単位にします。

 2.5÷98×100=2.55192…%
(小数点以下第3位を四捨五入)2.55

したがって[2]が正解です。