FP3級過去問題 2018年9月学科試験 問19
問19
セルフメディケーション税制(医療費控除の特例)に係るスイッチOTC医薬品の購入費(特定一般用医薬品等購入費)を支払った場合、所定の要件を満たせば、通常の医療費控除との選択により、最高10万円の医療費控除の適用を受けることができる。広告
正解
問題難易度
○41.7%
×58.3%
×58.3%
分野
科目:D.タックスプランニング細目:5.所得控除
解説
セルフメディケーション税制は、医療費控除の特例で、健康診断を定期的にきちんと受けているなどの条件を満たす人が、自分や生計を一にする配偶者その他の親族のためにスイッチOTC医薬品購入費を支払った場合に、一定の金額の所得控除を受けることができるものです。自分自身の健康に責任を持ち、軽度な体の不調を自分で手当てをするというセルフメディケーションを促進する税制として2017年に創設されました。セルフメディケーション税制による医療費控除額は、1年間に実際に支払ったスイッチOTC医薬品※購入費の合計額から、保険金などで補填された額および12,000円を差し引いた金額(最高88,000円)です。従来の医療費控除との選択適用ですので、いずれか一方を選択して適用を受けることになります。
控除限度額は10万円ではなく88,000円です。したがって記述は[誤り]です。
※スイッチOTC医薬品とは、医師によって処方される医薬品(医療用医薬品)と同じ有効成分が含まれる市販薬で一定のものです。
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