FP3級 2017年5月 実技(金財:保険)問2
問2
次に、Mさんは、国民年金の付加保険料について説明した。MさんのAさんに対する説明として、次のうち最も不適切なものはどれか。- 「所定の手続により、国民年金の定額保険料に加えて、月額200円の付加保険料を納付した場合、老齢基礎年金の受給時に付加年金を受給することができます」
- 「仮に、Aさんが付加保険料を120月納付し、65歳から老齢基礎年金を受け取る場合、老齢基礎年金の額に付加年金として24,000円が上乗せされます」
- 「国民年金の第1号被保険者は、国民年金基金に加入することができますが、国民年金基金に加入すると、国民年金の付加保険料を納付することはできません」
広告
正解 1
分野
科目:A.ライフプランニングと資金計画細目:6.企業年金・個人年金等
解説
- [不適切]。付加保険料は月額400円です。"200円"というのは、老齢基礎年金に加算される付加年金額を求める算式である「200円×付加保険料納付月数」の数字ですので、混同しないように注意しましょう。
- 適切。付加年金の年金額は「200円×付加保険料納付月数」の式で計算します。
付加保険料を120月納付した場合に、老齢基礎年金に上乗せされる付加年金の額は「200円×120月=24,000円」なので適切な説明です。 - 適切。国民年金基金と付加年金は、どちらも国民年金の第1号被保険者のための制度ですが、国民年金基金と付加年金の両方に加入することはできません。どちらか一方のみの選択加入となります。
広告