FP3級過去問題 2017年5月学科試験 問42
問42
追加型株式投資信託を基準価額1万1,000円で1万口購入した後、最初の決算時に1万口当たり500円の収益分配金が支払われ、分配落ち後の基準価額が1万800円となった場合、その収益分配金のうち、普通分配金は(①)であり、元本払戻金(特別分配金)は(②)である。- ① 300円 ② 200円
- ① 200円 ② 300円
- ① 0円 ② 500円
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正解 1
問題難易度
肢169.8%
肢223.8%
肢36.4%
肢223.8%
肢36.4%
分野
科目:C.金融資産運用細目:3.投資信託
解説
株式投資信託から支払われた収益分配金は、課税対象となる「普通分配金」と非課税の「元本払戻金(特別分配金)」に分かれ、その区別は個別元本と分配落ち後の基準価額の関係で決まります。具体的には、下図のように分配落ち後の基準価額に収益分配金を足したときに、個別の元本を上回る部分が「普通分配金」となり、それ以外の部分は「特別分配金」となります。設問のケースでは、当初個別元本が1万1,000円、収益分配金が500円、分配落ち後の基準価額が1万800円ですから、普通分配金は次のように算出されます。10,800円+500円-11,000円
=11,300円-11,000円=300円
また元本払戻金(特別分配金)は、収益分配金のうち普通分配金以外の部分なので、
500円-300円=200円
したがって[1]の組合せが適切です。
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