FP3級 2016年9月 実技(FP協会:資産設計)問2

問2

下記は、池谷家のキャッシュフロー表(一部抜粋)である。このキャッシュフロー表に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、計算に当たっては、キャッシュフロー表中に記載の整数を使用し、計算結果は万円未満を四捨五入すること。
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  1. 空欄(ア)に入る数値とその求め方:「608×(1+0.01)3626
  2. 空欄(イ)に入る数値とその求め方:「549-141=408
  3. 空欄(ウ)に入る数値とその求め方:「629×(1+0.01)+78≒713

正解 2

分野

科目:A.ライフプランニングと資金計画
細目:3.ライフプランニングの考え方・手法

解説

  1. 適切。給与収入の変動率は、昇給率…すなわち毎年1%ずつ給与が高くなっていくことを表しています。
    基準年の給与収入(夫)は608万円です。変動率は年2%ですので、3年後の数値を求めるためには1%(1.01)を3乗したものを基準年の給与収入(夫)に掛けて算出します。

     608万円×(1+0.01)3=626.423…万円
     万円未満を四捨五入して626万円

    したがって記述は適切です。
  2. [不適切]。収入合計は、給与収入(夫)と給与収入(妻)の合計です。夫の給与は変動率を掛けたものですが、妻の給与は固定であることに注意が必要です。

     608万円×(1+0.01)+76万円=690.08万円
     万円未満を四捨五入して690万円

    したがって記述は不適切です。
  3. 適切。金融資産残高は、前年の金融資産残高に変動率を乗じた金額に、その年の年間収支を加減して求めます。前年の金融資産残高は629万円、変動率が1%、2年後の年間収支は78万円ですので、

     629万円×(1+0.01)+78万円=713.29万円
     万円未満を四捨五入して713万円

    したがって記述は適切です。