FP3級過去問題 2016年9月学科試験 問11

問11

物価が継続的な下落傾向(デフレーション)にある場合、名目金利のほうが実質金利よりも高くなる。

正解 ×

問題難易度
49.0%
×51.0%

解説

名目金利というのは、一般的に金利と言われているもので、実質金利というのは、名目金利にインフレーション率・デフレーション率(予想物価上昇率)を加味した金利のことを言います。例えば名目金利が2%、物価上昇率が1%であれば、実質金利は「2-1=1%」、名目金利が2%、物価上昇率が-0.5%であれば、実質金利は「2-(-0.5)=2.5%」になります(概算値です)。

デフレーションになると物価が下がるので、予想物価上昇率はマイナス値になります。この場面では、実質金利は名目金利に物価上昇率を加算した値になるので、名目金利よりも実質金利の方が高くなります。
  • インフレ状況下「名目金利>実質金利」
  • デフレ状況下では「名目金利<実質金利」
したがって記述は[誤り]です。