FP3級 2016年5月 実技(FP協会:資産設計)問2

問2

下記は、井川家のキャッシュフロー表(一部抜粋)である。このキャッシュフロー表に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、計算に当たっては、キャッシュフロー表中に記載の整数を使用し、計算結果は万円未満を四捨五入すること。
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  1. 空欄(ア)に入る数値とその求め方:「249×(1+0.02)2259
  2. 空欄(イ)に入る数値とその求め方:「644-834=▲190
  3. 空欄(ウ)に入る数値とその求め方:「684+19=703

正解 3

分野

科目:A.ライフプランニングと資金計画
細目:3.ライフプランニングの考え方・手法

解説

  1. 適切。基本生活費は、基準年(現在)の金額に年数分の変動率を乗じて求めます。現在の生活費は249万円、変動率が2%なので、「現在の生活費×1.02×1.02」を求めることになります。

     249×(1.02)2=259.0596万円
     万円未満を四捨五入して259万円

    したがって記述の計算は適切です。
  2. 適切。年間収支は、その年の収入合計から支出合計を差し引いた金額になります。3年後の収入合計は644万円、支出合計は834万円ですので、

     644万円-834万円=▲190万円

    したがって記述の計算は適切です。
  3. [不適切]。金融資産残高は、前年の金融資産残高に変動率を乗じた金額に、本年の年間収支を加減して求めます。前年の金融資産残高は684万円、変動率が1%、1年後の年間収支は19万円ですので、

     684万円×1.01+19万円=709.84万円
     万円未満を四捨五入して710万円

    したがって記述の計算は誤りです。
したがって不適切な記述は[3]です。