FP3級過去問題 2016年5月学科試験 問11

問11

原油価格などの商品市況や為替相場の影響は、企業物価指数に先行して、消費者物価指数に現れる傾向がある。

正解 

問題難易度
40.0%
×60.0%

解説

企業物価指数とは、企業間で取引される財の価格の動向を表す指数で、日本銀行が毎月調査して発表します。一方、消費者物価指数とは一般消費者が購入している財・サービス価格の動向を表す指数で、総務省が毎月調査して発表します。

2つの指数を比較すると、企業物価指数の方が原油価格や為替変動の影響を直接受けるのですぐに反応が現れます。景気動向指数においても、企業物価指数は先行系列の計算に使われ、消費者物価指数は遅行系列として位置付けられています。

先行して変動するのは企業物価指数の方なので記述は[誤り]です。