FP3級 2016年1月 実技(金財:保険)問14
問14
Aさんに係る相続に関する以下の文章の空欄①~③に入る語句の組合せとして、次のうち最も適切なものはどれか。- 相続税の申告書の提出期限は、原則として(①)である。
- Aさんの相続における遺産に係る基礎控除額は、(②)である。
- 長男Cさんが受け取った死亡保険金(5,000万円)のうち、相続税の課税価格に算入される金額は(③)である。
- ① 2024年10月7日 ② 4,200万円 ③ 3,500万円
- ① 2024年11月7日 ② 4,200万円 ③ 1,500万円
- ① 2024年11月7日 ② 4,800万円 ③ 3,500万円
広告
正解 3
分野
科目:F.相続・事業承継細目:3.相続と法律
解説
〔①について〕
相続税の申告書の提出期限は、原則として、相続の開始があったことを知った日の翌日から10カ月以内です。
Aさんは、2024年1月7日に死亡していますので、その翌日から10カ月後の応当日は2024年11月7日となります。
〔②について〕
相続税の基礎控除額は「3,000万円+600万円×法定相続人の数」で求めます。
本問の法定相続人は、妻Bさん・長男Cさん・長女Dさんの3人で、相続放棄した人や養子がいないので、相続税の基礎控除額は、
3,000万円+600万円×3人=4,800万円
〔③について〕
相続人が受け取る死亡保険金や死亡退職金には、一定額の非課税金額があります。この非課税限度額は「500万円×法定相続人の数」で求められます。
本問の法定相続人は、妻Bさん・長男Cさん・長女Dさんの3人で、相続放棄した人や養子がいないので、死亡保険金の非課税金額は、
500万円×3人=1,500万円
となります。長男Cさんが受け取った死亡保険金は5,000万円ですので、5,000万円から1,500万円を差し引いた金額が、相続税の課税価格に加算されます。
5,000万円-1,500万円=3,500万円
以上より、①2024年11月7日、②4,800万円、③3,500万円 となる[3]の組合せが適切です。
相続税の申告書の提出期限は、原則として、相続の開始があったことを知った日の翌日から10カ月以内です。
Aさんは、2024年1月7日に死亡していますので、その翌日から10カ月後の応当日は2024年11月7日となります。
〔②について〕
相続税の基礎控除額は「3,000万円+600万円×法定相続人の数」で求めます。
本問の法定相続人は、妻Bさん・長男Cさん・長女Dさんの3人で、相続放棄した人や養子がいないので、相続税の基礎控除額は、
3,000万円+600万円×3人=4,800万円
〔③について〕
相続人が受け取る死亡保険金や死亡退職金には、一定額の非課税金額があります。この非課税限度額は「500万円×法定相続人の数」で求められます。
本問の法定相続人は、妻Bさん・長男Cさん・長女Dさんの3人で、相続放棄した人や養子がいないので、死亡保険金の非課税金額は、
500万円×3人=1,500万円
となります。長男Cさんが受け取った死亡保険金は5,000万円ですので、5,000万円から1,500万円を差し引いた金額が、相続税の課税価格に加算されます。
5,000万円-1,500万円=3,500万円
以上より、①2024年11月7日、②4,800万円、③3,500万円 となる[3]の組合せが適切です。
広告