FP3級 2016年1月 実技(FP協会:資産設計)問15
問15
相続時精算課税制度の概要に関する下表の空欄(ア)~(ウ)にあてはまる数値の組み合わせとして、正しいものはどれか。
- (ア)60 (イ)2,000 (ウ)10
- (ア)60 (イ)2,500 (ウ)20
- (ア)70 (イ)2,500 (ウ)20
正解 2
分野
科目:F.相続・事業承継細目:4.相続と税金
解説
相続時精算課税制度は、特定贈与者(60歳以上の父母または祖父母)から贈与により財産を取得した20歳以上の受贈者にかかる贈与税が、受贈した財産の累積が2,500万円分まで非課税になる制度です。相続時精算課税制度により非課税扱いとなった受贈額は、贈与者の死亡時に相続財産に合算して相続税が算出されます。2,500万円を超えた部分は、一律20%の税率で計算し、納税します。この制度を利用して贈与税額が0円だったとしても、必ず贈与を受けた年の翌年2月1日から3月15日までに贈与税の申告が必要です。その際には「相続時精算課税選択届出書」の添付が必要です。