FP3級過去問題 2016年1月学科試験 問57

問57

2023年中に開始する相続において、相続税額の計算における遺産に係る基礎控除額は、「()+()×法定相続人の数」の算式により求められる。
  1. ① 2,500万円  ② 500万円
  2. ① 3,000万円  ② 600万円
  3. ① 5,000万円  ② 1,000万円

正解 2

問題難易度
肢113.0%
肢283.3%
肢33.7%

解説

遺産に係る基礎控除額は、以下の式で計算します。

 3,000万円+600万円×法定相続人の数

したがって[2]の組合せが適切です。

計算式は単純ですが、法定相続人の人数が法定相続分や遺留分算出の際と異なることがあるので注意が必要です。法定相続分や遺留分においては、相続を放棄した人は初めから相続人でなかったものとされますが、相続税の計算上は、放棄がなかったものとして法定相続人の数を数えます。また、法定相続人の数に算入できる養子の数は、被相続人に実子がいれば1名まで、そうでなければ2名までに制限されています。