FP3級 2015年9月 実技(FP協会:資産設計)問16

【この問題にはが用意されています。読んでから回答してください。】

問16

康介さんには、定年時に勤務先から退職一時金2,200万円が支給される見込みである。この場合における所得税に係る退職所得の金額(計算式を含む)として、正しいものはどれか。なお、康介さんの勤続年数は38年とし、障害者になったことに基因する退職ではないものとする。
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  1. 2,200万円-2,060万円=140万円
  2. 2,200万円-2,060万円-50万円=90万円
  3. (2,200万円-2,060万円)×1/2=70万円

正解 3

分野

科目:D.タックスプランニング
細目:3.各種所得の内容

解説

退職所得の金額は、「(退職に係る収入金額-退職所得控除額)×1/2」の算式で計算します。

康介さんの勤続年数は38年なので、退職所得控除額は資料の「20年超」の式を使って、

 800万円+70万円×(38年-20年)=2,060万円

退職一時金は2,200万円ですので、退職所得の金額は、

 (2,200万円-2,060万円)×1/2=70万円

したがって[3]の計算式が適切です。