FP3級過去問題 2015年1月学科試験 問5

問5

老齢基礎年金を繰り下げて受給する場合、繰下げによる加算額を算出する際の増額率は、最大30%である。

正解 

問題難易度
13.7%
×86.3%

解説

老齢基礎年金の受給開始年齢は原則として65歳ですが、申請により繰上げ支給繰下げ支給ができます。これらを行うと65歳到達月から前後させた月数に応じて、一生涯にわたり年金額が所定の割合で増減額されます。
繰上げ支給
年金受給を60歳~64歳から開始するように早めること
「繰り上げた月数×0.4」の割合で年金額が減額される
※1962年4月1日以前生まれの人は0.5%
繰下げ支給
年金受給を66歳~75歳から開始するように遅らせること
「繰り下げた月数×0.7%」の割合で年金額が増額される
繰下げは最長で75歳到達日まで行うことができ、この場合、繰下げ月数が10年=120月となります。よって、繰下げ受給による増額率の最大は「120月×0.7%=84%」となります。

したがって記述は[誤り]です。

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