FP3級過去問題 2014年9月学科試験 問44

問44

株式投資において、株価が割安か割高かを判断する指標の1つである()は、株価を1株当たり純利益で除して求められる。
  1. PER
  2. PBR
  3. ROE

正解 1

問題難易度
肢178.9%
肢212.3%
肢38.8%

解説

株価収益率(PER)は、1株当たり純利益に対する株価の割合を示す指標で、低い値であるほど割安と評価されます。PERの算出式は以下の通りです。

 株価収益率(倍)=株価÷1株当たり純利益

記述に「1株当たり純利益」とあるので株価収益率(PER)とわかります。したがって[1]が適切です。
  1. 正しい。
  2. PBR(株価純資産倍率)は、企業について市場が評価した値段(時価総額)が、会計上の解散価値である純資産の何倍であるかを表す指標です。株価を1株当たり純資産で割ることで算出します。
  3. ROE(自己資本利益率)は、当期純利益を自己資本で除した値で、一年間の企業活動を通じて、株主の投資額を使ってどれだけ効率的に利益を獲得したかを判断するのに用いられる指標です。当期純利益を自己資本で割ることで算出します。