FP3級過去問題 2014年1月学科試験 問56

問56

下記の〈親族関係図〉において、配偶者の法定相続分は、()である。
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  1. 2分の1
  2. 3分の2
  3. 4分の3

正解 2

問題難易度
肢131.8%
肢259.2%
肢39.0%

解説

法定相続分は、各相続人の相続財産の取り分として法律上定められた割合です。遺産分割をする上での目安となります。

法定相続分は、法定相続人の組合せにより以下のように定められています。子、直系尊属、兄弟姉妹がそれぞれ2人以上いるときは、原則としてその中で均等に分けます。
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法定相続人の範囲ですが、死亡した人の配偶者は常に相続人となり、配偶者以外の人は、「子」→「直系尊属」→「兄弟姉妹」の順序で配偶者と一緒に相続人になります。

設問のケースでは、まず存命中の配偶者が法定相続人になります。第1順位は子ですが、被相続人には子がいません。このため第2順位の直系尊属に当たる「父」および「母」が、配偶者と一緒に法定相続人になります。配偶者と直系尊属が法定相続人になるケースにおける妻の割合は3分の2です。したがって[2]が適切です。

[法定相続人と法定相続分]
・配偶者 … 2/3
・父 … 1/3×1/2=1/6
・母 … 1/3×1/2=1/6

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