FP3級過去問題 2012年9月学科試験 問43

問43

国内の銀行に預入していた米ドル建預金の元利金10,080ドル(税引後)を円貨に換えて受け取る場合、下記の為替レートによるとすれば、円貨での受取金額は()となる。
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  1. 796,320円
  2. 806,400円
  3. 816,480円

正解 1

問題難易度
肢171.5%
肢213.8%
肢314.7%

解説

預金者が、銀行等の金融機関で外貨と円とを交換する際に適用される為替レートにはTTSとTTBがあります。TTSとTTBは、TTM(仲値)に金融機関の為替手数料を足して設定されます。
TTS(対顧客電信相場)
預金者が円を外貨に交換するときの為替レート。
⇒銀行側から見て外貨を売る(Sell)相場なので"TTS"。
TTB(対顧客電信相場)
預金者が外貨を円に交換するときの為替レート。
⇒銀行側から見て外貨を買う(Buy)相場なので"TTB"。
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設問のケースでは、預金者の米ドルを円に換えるため適用される為替レートはTTB(79円/1米ドル)です。したがって換金後の円貨の額は、

 79円×10,080米ドル=796,320

したがって[1]が適切です。